学校の先生が嫌いになる?

私が中学生当時は、学区というものがあって、公立の高校を受験するには学区内の高校しか受けることができなかった。

大学進学に向けた「普通科」は実質4校しか選べなかった。そのうちの1校はヤンキー校で、そこは受けに行くことすら恐ろしいという印象が残っている。実質残り3校の中で、トップ校と呼ばれる高校を自然と受けることになり、ほぼ受かるほどの点数が取れていたため、高校入試はあまり気負うことがなかった。(それでも15歳の少年のため受験当日は緊張していたのを覚えている)

しかし、入学後からは地獄だった。楽しい思い出がほとんどない。それまで、自分のペースで勉強ができていたのだが、小テストやら予習やら模試の対策やら毎月のテストやら与えられるものをこなすのに必死だった。先生方は「国公立に入れないヤツはクズ」と言わんばかりに毎日煽られ、日に日に私は疲弊していった。授業中に怒られないためにデキる友達のノートを写したり、テストの点数ばかり気にしたりしていたこともあり、学校内のテストでは何とかそれなりに取れていたのだが、校外の模試ではさっぱり点がとれない日が続いていき、とうとう心が折れて勉強に身が入らなくなり、成績が急降下していった。

高3の進路指導では、当然国公立を受けることを確認させられ、親からは、資金面で大学行くなら「地元」「国公立」「理系」で選べとなり、実質国立3校、公立1校(薬学部)しか選べなかった。大学入試共通テスト(当時 大学入試センター試験)では、目標点数が取れなかった。親からのプレッシャーもあり、超安全圏の国立3校のうちの一番下なら確実に受かる判定だったため、超安全圏の国立大学の2次試験を受け、無事合格できることができた。

高校時代は暗黒時代で勉強に関しては、何も楽しいことはなかった。そして、周りの環境の影響もあって、怒られないように、安全に生きることを良しとした生き方が身に着いた。高校までは、「学校の先生」と「親」という大人から考え方や生活の仕方に関してものすごく影響を受けることがこの歳になってよくわかる。だからこそ、「先生」と「親」は子どもから見てよい見本になるようにしていかなければならない。

特に親の子どもに対する接し方は日々反省しっぱなしであり、この本を見て振り返っている。

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