社労士試験の勉強を通じて、年金制度について深く学ぶ中で気づいたことがあります。
それは、「老齢基礎年金だけでは老後の生活は厳しい」という現実です。
私の目標:15年後に年80万円の配当収入
私は現在50歳。65歳になったときに、「年金+配当収入」で安心して暮らせる状態を目指しています。
具体的には、高配当株投資によって年80万円の配当収入(老齢基礎年金相当)を得るのが目標です。
つまり、月6万6千円ほどの不労所得をつくるということになります。
この目標に向けて、以下の4つのポイントを大切にしています。
① 配当利回りだけで選ばない。「高クオリティ銘柄」にこだわる
高配当株=配当利回りが高い株、と考えがちですが、それだけで選ぶのは危険です。
「配当金は企業の利益から出ている」──つまり、儲かっていない会社が出す高配当は長続きしません。
私が重視しているのは、以下のような「クオリティの高さ」です。
- 収益性:安定して稼げているか?
- 財務の健全性:借金過多ではないか?
- 不況耐性:景気が悪くなっても配当を出し続けられそうか?
- 成長性:5年、10年先も生き残り、むしろ成長できそうか?
短期的に高配当でも、業績悪化で減配・株価暴落…なんてケースは珍しくありません。
「長く持ち続けられる銘柄か?」を軸に選んでいます。
② 分散、分散、とにかく分散
どんなに良い銘柄でも、予想外の出来事は起きます。
だからこそ私は、業種も銘柄数も、できるだけ広く分散することを意識しています。
投資初期は10〜20銘柄でも良いと思いますが、最終的には70〜80銘柄を目指しています。
- 1銘柄に偏らず、1社の配当比率はポートフォリオ全体の2%以下
- セクターも分散して、同じ業種ばかりに偏らない
たとえ1つの銘柄が減配しても、他の銘柄がカバーしてくれる体制をつくっておくことが、長期投資では特に大切です。
③ 成功かどうかは「ポートフォリオ全体」で判断する
個別銘柄が一時的にマイナスになるのはよくある話です。
むしろ、全部がプラスの状態の方が珍しいくらいです。
私は、投資がうまくいっているかどうかを「ポートフォリオ全体の配当と時価」で判断しています。
一時的に株価が下がっても、配当が安定していればOK。
「減配せず、配当金が毎年入ってくること」こそ、高配当株投資の一番のメリットです。
④ 長期目線でじっくりと積み上げていく
高配当株投資は、「すぐに儲かる」世界ではありません。
私は10年〜15年というスパンで、じっくり育てていくつもりです。
配当利回り3〜5%の銘柄をコツコツ積み上げていけば、
元本に対して年3〜5%の不労所得を得ることができます。
さらに、増配や株価上昇も加われば、トータルリターン5〜7%超も十分に狙えます。
まとめ:目指すのは「自分年金」のもう1本の柱
社労士の勉強を通して、老後資金について深く考えるようになりました。
そして、「年金制度+自分でつくる収入源」──この2本柱が大切だと実感しています。
高配当株投資は、時間をかけて資産とキャッシュフローを育てる方法。
配当という「生活を支えるもうひとつの年金」を、15年かけて積み上げていきます。
今後もこのブログで、投資の進捗や気づきをシェアしていきます。
同じように老後の不安を感じている方の、参考になれば嬉しいです。
※本記事は個人の投資方針や実践例を記載したものであり、特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。